2008年07月23日

佐賀セミナー

佐賀セミナー 

7/26博多→佐賀駅前「新・小さな会社★儲けのルール」最新事例・テレコムOA主催


7/30東京「飲食の大久保vs店舗の富田・ベストセラー若手コンサル激突」





以下は以前のメルマガより



こんにちは。

 過激派相田みつを的「天職起業★人生逆転コンサル・講演家」栢野です。

 2007年もあと1ヶ月。早いですね。 

 でも、世界一周から帰国してまだ8ヶ月。



 仕事が無くなるかと覚悟してましたが、

 コンサル業界の小島よしおとも呼ばれ、

 バカは宴会前の講演にちょうどイイようです。感謝しかないですね。



 おかげさまで、来年9月の講演依頼も頂きました。講演実績・スケジュール



 さっき、弱小だけどスゴイ文具屋さんの秘訣を聞いたので、
 久々に真面目なメルマガ出してみます。


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【メインコンテンツ】 これこそ弱者必勝の戦略+戦術+天命!
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スゴイ店があったので、なんとしても弱小有志に・・



【♪伝えたいことがあるんだ!】小田和正風に



先ほど、12年も通い続けている近所の文具屋さんで買い物。

お客さんへ出すハガキ用の筆ペンを買い、以前、妻から「あそこは

繁盛してるみたい」と聞いていたので、得意のコールドリーディング(笑)



ぺんや店 店の名前は「ぺんや」。広さは1DK程度。店員1人。

場所は福岡市の中心部・天神だが、その北の親不孝通りのはずれ。



バブル以前~時代はディスコや予備校の学生や若者でにぎわったが

ディスコは破産して無くなり、予備校も消滅。



飲食店も衰退し、「あそこだけは出たくない」と言われる地域。

(だからチャンスで、それわかってるダイナーズ小野とか大繁盛)



■店は「三丁目の夕陽」に出てくるような、昔ながらの文具屋さん。



が、なぜか、いつも元気で明るく、楽しそうにやっている。

うちも普段はアスクルなんかで文具は買うのだが、急ぎの時は

ここでペンや領収書なんかを買う。



価格はほぼ定価。物により、5%程度「お引きします!」

まあ、そんなことはどうでもいい。いつも500円以下の買い物だし。



で、時間がある時の誘導尋問の最初、



「どうすか?景気は?」



「いやー、おかげさまでうちは順調です!」 予想通りの答え。



「へー、中小零細では珍しい。何でですか?」で聞いた抜粋を以下に。



■表向きは小さな文具店で、愛想も接客も最高だが、

店の売り上げだけでは生きていけない。



が、ここは「名入れ」がメインの仕事だと。

名入れ。多いのは、高級時計の裏に名前や記念文字。さらに

高級万年筆にやはり名前を刻印する。



レーザーで簡単に、かつ大量に焼き付ける方法もあるが、

そんな高級機械は万年筆メーカーの東京にしかない。



かつ、少数だと時間も手間暇もかかり、わりに合わない。



で、地方のそういう名入れの仕事は、同じ地方に頼む。

が、昔は名入れ作業みたいなのは、印鑑など多かったが

時代の流れで職人さんはドンドン衰退。



「オヤジの時代に比べると、100分の1に激減です」



が、どんな業界・商品にも、

「あなただけ」「自分だけ」のオーダーメイド需要は必ずある。



弱者必勝の商品戦略の第一は、大手がやらない手作り商品やサービス。

大量生産や大量販売や価格の安さでは、弱小が勝てるはずない。



■で、この「ぺんや」の跡取り息子さん。当然、レーザー機械は買えない。

で、名入れ機械を使う。が、ボールペンは丸い円筒形。一文字でも

遠近が出て、機械+手彫りの技術がいる。



一文字掘るのに数分はかかり、一本こなすのにOO分。

孤独で根気のいる仕事。



が、この仕事が「以前は店を夜7時半に閉め、家の作業場で毎日夜中1時まで。

さすがに体を壊すので、最近は夜6時で閉め、それでも毎晩11時」



気になる単価を聞くと、OOO円で時給換算では3000円!を超える。

たかが時給3000円かもだが、粗利100%だ。



そして「年に休みは5日くらいです」という繁盛ぶり。

ということは、この名入れだけで年間300万円の粗利。





■さらに、店主と話していると、3人ほどお客が。

一人はネームプレートの代金支払いで、万年筆と同じく

一個一個が機械による手彫り。



名前は全員違うからね。大量生産できないね。



ぺんや合い鍵中 もう一人は合い鍵の作成依頼。その場でキーンキーンと。

聞けばこの合い鍵も年間0千個は製作するという。

これだけで年間数百万円の粗利。



これに本業?の文具販売(ほぼ定価)を加えると・・・



「いやー、私一人ですから、家と店の維持費くらいは

充分稼げま~す!!」



と、面白くて笑顔が絶えないし、話も終わらない。



推定で、年間1500万円は稼いでいるのではないか。



「ボクは、こういう仕事、大好きなんです!」



ああ、また一人、弱小天職起業家を発見!



■私が講演でいつも話す「竹田ランチェスター・弱者必勝の8大戦略」



その最初が「商品戦略」ですが、大手やライバルがバカにする

手作り・面倒くさい・非効率・個別対応・・・・



今日の「ぺんや」さんは、まさにその典型。



昨日会った、ポストカードの通販「ホワイトベース」小串さんも、

年商は1億以下だが、カードの種類は約3000種類で

客単価も数千円。



印刷業と考えると、そんな単価ではやってらんねーだろうが、

この個別のニーズに応えた商品作り・実質手作りだから

大手は参入しない。



いーねー、手作りでめんどくさくて小さな市場・商品・サービスは。



あなたの業界にも、必ずあるはず。



誰でも簡単!ラクして大儲け!・・・・できない仕事がチャンス!



■唐津の繁盛宝石店・・・ここも指輪に名前を刻印してるね



■ランチェスター経営の竹田社長・・・00万円以上の教材を注文すると・・



その20巻テープの最後を、買って3年後に聴いた私は「ウワー!!」

と声を上げた。



驚いた。



完全にやられた。



コレは手抜きのない「お客の感情を操作したマーケ」だと。

Posted by ベンチャー大学の栢野/かやの at 11:56│Comments(0)
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