2008年01月17日

相田みつおに会う

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足利の町




栃木県足利市。相田みつをに逢いたかったので、ここは仕事ではなかったが、講演の合間に来た。



タクシーに乗ると、「足利は商売はダメよ。でも、住むには最高さ。オレもタクシーは月10万だけど、年金が年に200万。家はローン無しで悠々自適さ」


うーん。良い人生だなと思った。




 




本屋にオレの本!


足利の本屋さんに、「小さな会社★儲けのルール 」があった!うれしいねえ。定番扱い。小企業・起業系ではこの10年でベストセラー1位。今もジャンル全国1位 。正直、ここまで内容がある本とは自分でも気づかなかった。で、会場販売用に自分で購入






なか川4代目


相田みつお好物のそば



 




 


所有日本一













■この麺屋「なか川」の創業者は、食えない頃の30代~50代の相田みつおの作品に惚れ込み、「新しい書ができたら全部持っておいで。買ってあげるから」と、結局、数百点の作品を所蔵。


この4代目は町の地図も作り、町おこしに相当な努力をしている。相田みつをとの深い仲ゆえの有利性はあるが、周囲も嫉妬するのではなく、共存共栄で頑張って欲しい。銀座には美術館があるが、この地元にはない。ぜひ、小屋でもいいからオープンして欲しいね。


■夕方、ホテルを探して4件廻った。この足利市は人口11万人くらい?


合間に、足利インキュベーションセンターにも飛び込み挨拶。


まずは都心・ど真ん中の「足利館」。フロント行くと、キーが放りっぱなし。おい、セキュリティは大丈夫か?誰もいない。呼ぶと出てきた。ぶっきらぼう。笑顔もない男のバカ2代目風。「空いてますか?」「ええ」(お前、その言い方。ケンカ売ってるのか?)「インターネットは繋げますか?」「いーえ」(こちらの顔も見ず、またか。そんなもんないよって顔) 。こりゃダメだと去る。


わかさの日向野さん 次ぎに大通りからかなり奥に入ったホテル<わかさ>。潰れたホテルを群馬のオーナーが買収して再建したばかりという。中古だが明るいフロント。掃除も行き届いているカンジ。何より、←このフロントの笑顔



「どうも。空いてますか?」「すいません!満杯なんです」「そうですか。ところで、ここはネット使えますか?」「ハイ!無線に部屋でのLAN、共に使えます」「そうですか。残念」「あのー、よろしければ他のホテルを当たってみますか?」「おー、お願いします。高くないヤツ(ここは4500円)」



「では、まずOOに電話してみましょう。かかりました。どうぞお話し下さい」「受話器を取る・・・でませんね・・・でない。どうなってんの?」「・・・・では次のホテルに・・」で、空きのあるホテルへ行くことに。


「うーん、あなた、イイねえ。ここは社員は何人でやってる?」「はい。社員は私一人で、あとはパートさんが交代でやってます」「なるほど。あとはオーナーが常駐でか。あなた。対応がイイねえ。最高だね。私は経営コンサルやっていて、いろんな店や会社を見てるから、差はよくわかるよ」「ありがとうございます!私はこういうものです・・・(と名刺)。私、地域興しとか、いろいろ勉強したいんです」「ほー、それはまた珍しいねえ。女性従業員で、そんな熱心な人はなかなかいないね。ちょうどイイ。さっき寄った<なか川>(相田みつをが書を飛び込み営業した旅館・今は麺屋)で、9/19に飲食系だけどオレの友人のコンサルがセミナーやるから、参加したらいいよ」「えー、本当ですか。あとで行ってみます」「がんばってね」。


■で、紹介されたホテルへ。さっきの<わかさ>より立地はイイ。が、フロントが寂れたカンジでいかにも空きが多いカンジ。


「どうすか?景気は?」


「ダメですね。足利は昔は繊維や織物で栄えたけど、全然ダメ」


「そうすか。でも、相田みつをの生地だし、もっと相田みつをを町全体で盛り上げたら?」


「いえ。相田みつをは人気ないんですよ。ダメです」


「??人気ない?でも相田みつをは有名で全国にファンが多いじゃないですか?」


「いや、地元では人気ないんです。ダメですよ」「・・・・・・」。


このフロントも愛想ないし、マイナス思考の固まり。地元で人気なくても、全国的には人気あるんだから、もっと利用すればいいじゃないか。島根のゲゲゲの鬼太郎通りみたいに・・話題性は充分だ。


足利がダメなのではなく、お前がダメなのだ。


現に、さっきのホテル<わかさ>は満杯。ここも、さっきの足利館もガラガラ。テメエラの対応が悪いからダメなんだよ。ダメな理由を地域のせいにする前に、自分らの襟を正せ。大概は、自らの努力不足だと思う。


オレも偉そうなことは言えないけど。自分では実業しないし。でも、こうして客観的に同業種を複数廻って見ると、その差は歴然だ。コンサルの存在意義はこういった客観性だなと気づいた。


が、あれでは普段、同業を廻って学ぶとかは勿論、異業種に学んだり、本を読むことも無いだろう。何もしない井の中の蛙。大半はこうして自滅していくのだ。が、そうでないと、あとに続く若い人達の居場所がない。人と同じく、会社も店も、徐々に自然消滅していくのは天の摂理。


生まれたばかりのネコ ■この後、宇都宮のセミナーにまで来てくれた日本料理「文楽」の岡田さんを突然訪ねようと店に行くが、今日は休みらしい。ダメ元で電話すると「今すぐ行きます!」と飛んできてくれた。



待っている合間に子猫がよちよち歩いてきた。















足利・文楽の岡田さん そして、なじみの店に行くと、そこは満杯だった。隠れ家的な若者向けのバーレストランで、若い店主もやる気満々。「オーナーに惚れ、がんばってます。元は旅館でしたが、改装して今のカタチに。もっともっと繁盛させますよ」。



案内してくれた岡田さんも、そのやる気に驚いていた。さっき会った「なか川」4代目もやる気満々。



←岡田さんも、潰れそうな家業をこの2年で立て直し、登り坂だ。





寂れゆく町と共に朽ちていくのか、流れに逆らって登っていくのか、どちらも決めるのは自分。すべては自分次第。


相田みつを・しあわせはいつもじぶんのこころがきめる


























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Posted by ベンチャー大学の栢野/かやの at 12:26│Comments(1)
この記事へのコメント
ありがとうございます。
Posted by 川口康隆 at 2008年01月17日 13:00
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