2008年02月10日

脅威の集客

脅威の集客



数日前、以下の紹介をした。



小野・9/27セミナー 重い心臓病になり、余命宣告受けた「ダイナーズ小野」小野さんの場合、まさに「今日は残りの人生の最初の日」を意識せざるを得ず、「毎月の遺書」=従業員と家族に当てた「人生・経営計画書」+「行動計画」を書いて絶好調だ。もの凄い講演DVD  小野と仲間と仏壇はせがわ社長の若者向け9/27セミナー




 



人は誰でも死ぬ。人生は有限。死を意識し、そこから人生を逆算すると、自分の本当にやりたいことが見えやすい。





■ダイナーズ小野は、オレの事務所の裏・福岡のバブル崩壊後のダメ立地と言われる舞鶴地区で、だからこその「弱者の戦略 」で大成功している飲食グループ。鳥・豚・ラーメン・餃子・ネギ焼きなど、小さな店を1店あたり数百万円以下で倹約出店。脱サラ10年目で年商3億・適正利益・無借金という完璧経営。12月には桜坂に、今までにない大規模な80坪の店を出す。が、かける費用は自己資金内の数百万・・



になったのはこの数年のことで、当初数年はもがき苦しんだ。その創業当初から見ていて、何かあると相談に来てくれるので有り難いし、2004年に心臓の難病で余命宣告受けたときも、退院してイの一番に来てくれ、「良かったねえ。最高ですね」と喜び合った。創業時の惨めな姿を知ってるだけに、今の成功した姿が感慨深い(と書くと、いかにもオレが指導した感じだし、他にもコンサル系の勉強したことあるが、その成功の95%は、まさに小野さんと社員の「夢×弱者の戦略 ×感謝」の努力)。



■9/16 小野さんが以下のチラシを持って駆け込んできた。



ダメチラシ表 裏



9/27に300人目標の若者向けイベントをやるという。



「でも、全然集まってないんです」



そりゃそうだろう。



サイテーなチラシだ。





順を追って、なぜダメなのかを説明した。   



腹減ったので昼飯に・・小手先マーケ+セールスレター講座なんかに洗脳・騙されている人に、衝撃の王道をお見せする。



で、続き。・・あとで



■今、昼飯食ってきた親不孝通りの「台湾食堂」でランチの坦々麺セットを頼んだが、630円にしては味もボリュームも悪くない。アイスコーヒーも付いている。



が、オレは二度と行かない。



最初の注文を席から「Cセット!」と相手の顔見て頼んだが、返事がない。3度目を言おうかという時に席に来て、「すいません。音楽で聞こえなかったので、何にしますか?」。店内には中華系の懐メロがかかっているが、そんなことは言い訳に過ぎない。顧客思考が全然ないな。



次ぎに、食っている最中、突然「ガチャン!」と大きな音。デカイ鍋をテーブルの上に置いたのだ。普通は「どうもすみませんでした~」がマニュアルだが、「オレは忙しいんだ」と言いたげなしかめっ面で無言。この2連発で、オレの中ではアウトだ。まあ、食器だらけの飲食で、この手の音はある程度仕方ない。が、その後も皿洗いでガチャガチャとか、お碗を投げて「ガン!」とかのトドメ。



もう二度と来ないが、経歴だけ聞いてみるかと話しかける。



「ご主人、台湾出身ですか?」「いや。日本人」「そうですか。何年ほどですか?」「創業15年ほど。台湾人が9年ほどやり、私が引き継いでいる。以前、台北のホテルにもいたんでね」「ほーそうですか。この辺も中華系、増えましたね」「まあ、そうみたいだけど、入れ替わりも激しいからね」と、オレは他とは違うんだと店歴を誇るような返事。「どうもごちそうさま」と出てきたが、「・・そうみたいだけど・・」この言葉でさらにダメだと思った。



この親不孝界隈はバブル崩壊後の落ち込みはもの凄かったが、それゆえ、道路一つ南の天神・大名地区に比べると家賃も安く、競合店も少なかった。が、最近は、孫子の兵法+弱者の戦略 を熟知した本場中国人の店が近隣に増えている。先日、その1店に行き、750円と多少高かったが、同じ坦々麺でもはるかにうまかった。店内も綺麗で接客もイイ。



そのそばには、リニューアルで甦った上海風の日本浪漫座がある。先日行ったが、ランチはアッと言う間に満杯に。接客レベルも向上している。以前の失敗で追い込まれ、激勉した溝上徹志の起死回生策が当たっている。



台湾食堂の店主は60歳くらい。ホテル出身だから、腕は確かなのだろう。しかし、料理人の悲しさか、接客はサイテーだ。近隣競合他店も見に行ってない。ビジネス書や勉強会など、生涯で一度も触れたことはないだろう。潰れるのは時間の問題。そして、夜逃げした地で言うのだ。



「いや~。あの親不孝通りはもうダメだね」。



ダメなのはお前だ。



でも、それでいい。老兵は去るのみ。勉強・努力しない人は取り残されて死ぬ。今後、人口が減る日本の市場は広がらない。が、後からは続々と、毎年、新規の独立起業者が生まれる。海外からも攻めてくる。よって、ある程度潰れないと困る。競争に負け、潰れていくのは当たり前。



新たな生命が生まれ、新たな店や会社も日々生まれる。若い後発は必死で、年輩者ほど威張っている。そして勉強しない。そして次々死んでいく。それでいい。それが天の摂理。この世に起こることはすべて正しい。



環境破壊や裏切りや殺人や騙しや詐欺や正直な商売も汚い手を使いやがって!も、全部、自然現象。人によって、死ぬ時期や廃業倒産・成長・継承・規模などが違うだけだ。やり甲斐のある人生、ない人生、成功、失敗、いろいろある。同じ現状でも、捉え方や価値観は千差万別。



しかし、ほんとにあの台湾食堂のオヤジは!!!と思ったが、誰かに似ている・・・オレじゃん!傲慢で謙虚さがない。どっちが客だがわからない横柄さ。あー、こうしてダメになっていくんだなと。いや、非常に良い店だった。10年後、また寄るよ。あればね。教えをありがとう。



同じことを、閑古鳥鳴くカレー屋Jとフランス料理屋Sに言いたいね。言わないけど。注意する気にもならない。もったいない。地域社会のためにも、早く潰れて欲しいのでね。特にS(シェ・ラ・パン!)。店の中も外も掃除しない。自店の前の道に唾を吐く。サイテーだ。



が、Sはそのマンション1階の地権所有者らしい。家賃ゼロか、他から家賃収入があるか。だから連日お客がゼロでも続いているのか。そばのバカ・元デイリーヤマザキFC店→弁当店→今はクリーニング店もそうだ。地主。そのマンション2階の保育園にオレのガキが通っていたが、マンション1階の敷地通路を子供達が歩いていると、「そこはオレの土地だ!歩くな!」と叫んでいた。確かにそこは権利はそいつの土地らしいが、アホかと。頭の中の価値観まで既得権気質の地主にはろくなヤツがいない。



が、全部正しい。何があっても「いいんだよ」。天の摂理。俺が嫌いなだけだ。


Posted by ベンチャー大学の栢野/かやの at 15:43│Comments(0)
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