2008年09月30日

両手を失った幸せ者

両手を失った幸せ者


10/11(土)ベンチャー大学<繁盛実務家+コンサル>←東京・静岡からも参戦!

皆さまのお陰様で、推定150万人のブロガーが集まる「ライブドア」のビジネスブログ(これは5万人位)ジャンルにおいて、全国ランキング10位前後 をキープ。まあ、ビジネスと言っても玉石混交で、大半は株とか投資とかアフィリエイトばっかで、起業・小企業・人生逆転系では全国1位です(こじつけ・細分化すれば何かの1位がある・こういう自慢は堕落の証明)。まあ、そのジャンルはまともなブログが少なく(お前に言われたくないか)、立派なビジネス人はブログなんて書いてる暇はなく、人気のある芸能人や有名人はこの分野に来ないので、さらに私は自分は大した成功してないので他人の成功事例で誤魔化すしかなく、結果、見ていただいている人にはマスコミが無視する小企業の事例が多くてためになると毎日メール頂き、かつ、大企業やエセエリートは叩いても、真面目な中小企業は応援するので、登場人物にも喜んで頂いているようです。




が、月に1度はOOは消せと削除要請があり、ご迷惑をかけていますが、今後もこの方針を貫きますので、目立つ私への嫌がらせをしたい方(田岡佳子様・他多数)+内容証明をお考えの方は、東京方面は大手エリート?「のぞみ総合法律事務所」の一番下っ端で、JALからの依頼で私に内容証明送る前に私のブログチェックで「なんでこんなクダラナイ仕事やらされるの?」と嘆いたであろう鳥居江美弁護士様、福岡地区は、「同業は威張ってバッカで努力してない」+動画サイト(コスト高いので制作したスピンアウト に騙されたと思ったがしっかり回収・医療用動画はソートライ がスゴイ)+アナログ接近戦しまくりで絶好調なのでそのうち同業から足を引っ張られる予定+行列・・の橋本弁護士と同期だが、顔では完全に負けていて動画のしゃべりも下手な九大剣道部出身の若手・堀内弁護士 にどうぞ。




博多座外観



博多座



◆人生で2度目の劇団公演に。なぜか本社が秋田の「わらび座」による<天草四郎>。長崎・熊本のキリシタン弾圧+抑圧された民衆の蜂起となった日本最大の百姓一揆「島原の乱」が舞台。親友の近藤さんから2枚チケットもらいミコと。予想を超えて良かった。テーマが下流社会・弱者の逆襲なので、余計に感動した。かつ、役者の躍動と歌が素晴らしい。やはり、本気のライブは凄い。





テーマメッセージは <苦しみを知っている人間が一番美しい




<物語>すべては家康のキリシタン弾圧により天草から追放された外国人神父の予言から始まった。「今から26年後、この地に善き人現れるだろう。その幼き子は、習わざるに諸事をきわめやがては野山に白旗をたて諸人の頭に十字架(クルス)をたてるだろう 」そして26年後、島原と天草でキリシタンの農民たちがいっせいに蜂起。その先頭に立つ鎧姿の美少年こそが天草四郎時貞と名を変え、男の姿になった16歳の志乃だった…




島原の乱 は、民衆が権力に弾圧され追い詰められ、戦うしか道は無く、死に向かって突き進んでいった痛ましさと壮絶さがあるそんな極限の中にあって、人間は激しい心の高まりの奥に何を思うのだろうか。怒り、生への執着、絶望、虚無…僕らにとって想像を絶する世界であったろう。だが数百年以上を経た今でさえ、世界の各地で同じように追い詰められている人々が大勢いる。今回の舞台は「天草四郎 は実は女だった」と空想し、乱で唯一生き残った山田右衛門作と、時の権力の頂点・将軍家光の命を受けた忍びの者とのトライアングルな関係を通し「精一杯生き抜く尊さ、清々しさ」をお届けしたい。<制作者メッセージ>今後の公演予定




◆戦は幕府軍12万人VS百姓民兵1,4万人+婦女子1,3万人で全員死亡。実態は宗教弾圧というより、幕府の強烈な搾取に対する百姓一揆らしい。戦には完敗したが、その志は永遠に生きる。こうでありたいね。




博多座・役者とミコ お客を見送る役者



◆終了後、激しい公演で汗みどろの役者達が見送り。この姿勢に感動したね。




中央のスターは威張るが、240名と巨大一座とは言え、無名役者の給与は平均年収300万ないだろう。だから、こういう接近戦を欠かさない。




◆オレも田舎の無名講演家だからわかる。東京の有名講師はガッポリもらって講演後はすぐに帰り、ハイヤー+高級ホテル+グリーン車やビジネスクラスで移動。




が、オレは田舎のローカル単線が多く、新幹線も自由席で飛行機も格安パックかスカイマーク(狭いが痩せてて良かった)で、泊まりもサウナやカプセルやラブホテル。講演後も質問や相談や懇親会にも必ず出て、ガラガラと引っ張ってきた約20㎏の重いキャリーバッグから本を出して自分で販売。ネット含め、自分で少な目に見ても3万冊は売った。ブログでも強引に「弱者の戦略 」とネット販売。帰宅後も電話やメールで相談を受け、本やDVD・CD 購入者には面談相談も受ける。




こういう接近戦をして初めて本も売れ、講演のリピートや紹介をもらえる。三流歌手や役者、大道芸人は、地方のドサ廻りの量をこなさねば生きていけない。綾小路きみまろは、高速道路のICに駐車中の観光バスに自分の公演テープを配りまくり、売れた今もCMには出るがテレビ番組には原則出ない。師匠の一人である田中真澄先生からも「栢野さん。OOしたら△□だからダメだよ」。田舎の弱者は東京のマスコミ取材も滅多にない。だからイイ。が、ビジネス誌等で同業のコンサルや著者を見る度、こんなバカがエラソウに・・・編集者もアホだ。が、ジェラシー感じるし、悔しい。が、今後も偉大なローカル弱者を貫くのだ






◆今回の主演女優は小学生の時、「わらび座」公演に感激して自分も役者になると決意。高卒後に入団し、顔はも一つだが、(だからか)鍛えた声と歌が素晴らしく、主演女優という夢を掴んだ。他には多くの脇役や駆け出しの若い役者も。明日のスターを夢見るものもいれば、一生脇役で終わるだろう年輩役者もいた。平均年収700万円以上の公務員にでもなっていたら、こんな薄給のドサ廻り人生を送らなくても・・・と思う人は一人もいない大迫力の演技。




そう。貧乏役者は一生年収300万円かもしれないが、死ぬまで安定の公務員仕事では果たせないマズローの⑤で自己実現を果たし、貧乏だったが、「オレは一度きりの<人生劇場>で一所懸命に演じたぞという充実感は味わっているだろう。




金や安定も大事だが、有り余る金や安定より大事なものがある。




そして、あなたにも必ず!あなたが主役の<人生劇場>がある!必ずある!求める人には必ずチャンスがある。「求めない」は偶然や奇跡のようなもので、凡人は求めねば。




詩人や世捨て人は山に篭もって「求めない」人生もいい。が、「求めない」とか「許す」とか「与える」とか「ありがとう」なんかの癒し系で陳腐なベストセラー作家の影響を受ける人は、「与えれば儲かるかも。幸せな小金持ちになれるかも」という卑しい下心がある。




さらにその手の著者やコンサルや出版社は「バカな子羊を心理操作して本を売るには、努力をしないで気持がラクになる軽いカンジの本がいいんだよ。ベストセラーにするには、普段、本を読まないアホも読めて納得するレベルにまで落とすことだ。字や余白を大きくし、誰でも簡単あなたもなれると、夢だけ持たせることだな」と、OOOOO出版やOOOOO出版あたりは詐欺的なクソ本を連発。売れれば良いのか。




それでいいのだ。社員や関与先の生活もある。事業を継続するには、最低限の利益は必須。時には巧妙な詐欺も仕方ない。資本主義社会では、霞を食って生きるわけには行かぬ。栢野。お前は気楽な稼業で自分さえ良ければイイ身分。自分の正義だけ貫けばイイ。が、世の9割はサラリーマンだし、お前のように山頭火や寅さんにようには生きられないのだ。反論「いや、だから私は世の1割の自営業経営者、しかも、そのうちの、様々な理由や能力不足で否応なく零細弱小起業家で生きるしかない人のみを客層とし、メッセージを送り続けているわけです。私が役立てるのは、そこしかない。私は、それしかできない人間なのです」






ま、なんでもいい。人それぞれ。人は人。自分は自分。





   私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
   飛べる小鳥は私のやうに、地面(じべた)を速くは走れない。

   私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに、たくさんな唄は知らないよ。

   鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。






        金子みすず 




弱者の視点に立った素晴らしい詩を書き、小学校の教科書にも載っている。が、夢を諦め、世を悲観して20代で自殺。大人になってその事実を知り、真似して死ぬヤツが昔も今も今後も出るだろう。アホが。お前は四肢切断で見世物小屋へ売られ、「ダルマ娘」という最下層の役者で生きるしかなかった中村久子や、同じく、農作業中に耕耘機に巻き込まれ、自分で自分の両手をもぎ取った熊本の大野さんには及ばない。天田さん編集による1月の「アントレ」に特集記事。




が・・・・そんなスーパーハングリーな人も滅多にいない。悲観してもイイ。ダメでも絶望しても死んでもイイ。非情かもだが、世間には関係ない。その時は悲しんでくれても、去る者日々に疎し。皆、日々の生との闘いがある。残された家族も・・その経験で鍛えられて強く生きるようになる(私もそうだった)。みんなちがってみんないい。






農作業中に耕耘機に巻き込まれて両手を失い、天命に気づいた幸せ者 


Posted by ベンチャー大学の栢野/かやの at 12:23│Comments(0)
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