2007年12月30日

JAL反省

JAL反省 JALから紛失航空券代金、返金すると通知あり。当たり前だ。

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昨日、ダスキン伊藤から聞いた。佐賀北が優勝した要因の一つが、福岡在住の詩人が書いた「ピンチの裏側」という詩。その詩人「山本よしき」さんは15年前、保険会社を辞めて45歳で脱サラしたが、食えない日々でアルバイトの日々。その2年後、「ある食品会社の社長が感銘し、スポンサーになってカレンダーを作成。それで何とか食えるようになった」という。今から13年前のことだ。山本さんのHP 報道記事


1994年、オレは当時35歳。母がかぶった1億円の借金を相続し、実家も処分したがまだ5000万の債務が残っていた。7社目の転職先である地場中小広告会社でサラリーマンしながら、何とかせねばとあらゆる経営者を訪ね、「不況撃破懇談会(以前のサイト」という異業種交流会(今の九州ベンチャー大学)をやっていた。


その前年、飛び込みで面白い経営者に会った。その人も同じ関西の大学出身(夜間)で、転職を繰り返し、脱サラしたがうまく行かない時期が多く、10数年たってやっと花が開いていた。だからその人は、昔の自分のような挫折苦悩系の人間を見るとほっておけず、たまたま当時「借金を抱えた今のサラリーマンのままではダメだ。なんとか人生を逆転せねば」と思っていた俺を可愛がってくれ、オレもその人の教えを何とか自分の血肉にしようと、毎週通った。


その人は苦労したからか、相田みつをが好きだった。そこで、異業種交流の中で上記の山本さんが詩人として脱サラした時も、全面的に応援し、日めくりカレンダーを作成して、通販のお客に贈りまくった。その一つが、オレの自宅のトイレに掲げてある。


もらった1994年当時はサラリーマンで、95年に独立してしばらくは順調だったが、97年秋に大口顧客を失い、売上が1/10に激減。窮地に追い込まれ、一気にウツ状態になった。


翌年3月には次男が生まれる。よりによってこんな家計が苦しいときに・・・・できれば流産にでもならないかと、真剣に思ったが、無事に誕生。迷いの最中だったが、名前も付けねばならない。


ちょうどその頃、トイレ掃除を通じた人間研修で有名な京都の修養団体「一灯園」創業者・西田天香さんの伝記を読んだ。西田さんも人生と仕事に悩み、最後は托鉢(乞食)になったが、「寺の隅で空腹の意識朦朧とした朝方、一筋の光が射し込んで目覚め、托鉢の道を歩もうと決意した」との一文があった。オレは「これだ!光だ!オレも今は最低最悪だが、この次男は俺達にとって紛れもない光だ!」ということで、「栢野光」と名付けた。


が、その後、まだまだ苦しい状況が続き、アチコチに救いを求めて訪ね歩いた。そして、中小企業家同友会・福岡南支部の外部向け勉強会「元気会」に参加。そこで、希望者が苦しい現状を報告し、それに対して参加者から好き放題言ってもらうが反論はしない「まな板の会」に、思い切って立候補。「私はこれこれこういう経歴で、今は広告業をやってますが、売上も激減。かぶった借金はなんとか実家の売却と起業後の仕事で何とか完済しましたが、まったくやる気が起きません。もう、私はダメなんです」と、開き直って現状を報告。


すると「あなたは体も頭も普通じゃないの。何でもできるじゃないの」「まだ生きているから大丈夫」「何のために経営をしているの考える」「人助けを第一に考える」「原点に戻ってみる。毎日が初心だ」「人に夢を与えていく」「多方面ではなく、一つに絞り込む」「目標を持つ」「高い理念を持つ」「人脈と経験を活かす」「深く入り込みながら創り上げていく」「何がデキルか?何が好きか?」「一番の近道は、同友会に入る」など、有り難いアドバイスを頂いた。本当はその場でピカッと何かが光り、目覚め、西田天香さんのような劇的な奇跡でも起きるのを期待したが、何もなかった。



その後も塞ぎ込んだ時期が数ヶ月続いた98年6月、いよいよ金が無くなって追い込まれた。天職のようなものが舞い降りてくるのを期待したが、今はとにかく目の前の出来ることをやるしかない!それは、今までやってきた求人広告と営業広告・印刷物の受注しかない。コンサルとかにも興味あるが、やり方も実力もなかった。こうして、それまでに知り合った人や会社、既存客に頭を下げて廻った。


前年に知り合っていた、まだ数店の一風堂・河原社長にも会い、「一風堂が毎年出している飲食雑誌への広告。あれ、私に取り扱いさせてもらえませんか?」「えっ。栢野、お前、そんな仕事ができるの?料金が他と変わらないなら、そりゃ出してやるよ。まったくお前は何の仕事やってるのかわからなかったからなあ。ちゃんと営業せんか!」と笑われながらも、約80万円・粗利15万円の注文をもらった。その後は中途求人誌の広告も受注。結局、200万位の大型受注になった。


次は友人で当時、日本マンパワー福岡校の責任者やっていた中川文恵さんを訪ねた。中小企業診断士の生徒募集で、毎月広告を新聞各紙に出していたからだ。友人と仕事をするのはイヤだとカッコつけていて、今まで仕事の話しはしてなかったが、「栢野さん経由で出せるなら、そりゃ出しますよ」と、その場で100万円の受注!まさに現金なもので、注文が上がり始めると、一気にウツも吹き飛んだ。


そして極め付きは、その数年前から求人広告のみでつき合っていた「ふく鮨本舗の三太郎」蔀(しとみ)社長から電話。「今度ねえ、TVCMやろうと思うけど。栢野さん経由で出稿できるよね」「えー、そりゃ出来ないことはないですけど、そういうのは電通とか大きな広告代理店の方がいいと思いますが・・」「でも、どこに出しても料金は同じでしょ」「まあ、TVの場合は変わらないかもですが・・」「じゃあ、頼むよ。2000万円ほど」「!何ですって!2000万円!でも何で?営業広告は他の代理店があったんじゃないですか?」「まあそうだけど、料金は変わらないし、栢野さんにはいろいろ世話になったからね。栢野さんがマスコミにニュースリリース送ってくれたおかげで、新聞に記事も載ったから・」。


その他、98年年末には、旧知の居酒屋社長が新たに独立する住宅リフォーム会社の社長を紹介してくれ、一気に500万円ほどの仕事になった。その勢いで99年春から始めた「九州ベンチャー大学・特別版」を1年ほど毎月開催。地元マスコミに「経営者100人の賛同を得た実戦の起業家大学が開講!」などと大きく報道され、講座運営は順調に進んだ。


その後、2000年2月から別な理由で2年ほどの長期不調・ウツになるのだが、その特別版が元で本「小さな会社★儲けのルール」と「逆転バカ社長」がのちに生まれることになる。


とまあ、以上のような浮き沈みがあったのだが、94年に掲げた「山本よしき」さんのカレンダーは、13年経った今も自宅のトイレにある。その中で、私ら夫婦が気に入っているページがあり、そのページだけ切り取り、見えやすい場所に貼っている。


苦しんで 苦しんで 苦しんで


生まれてくる 優しさが ある


その優しさには 光が ある


コレを見る度、あの97年当時の苦しんだ頃の原点に戻れ、その後も苦しいときに、「これを乗り切ったら光が見えるのだ」と、何度も自分に言い聞かせた。カレンダーを掲げたのはオレだが、そのページを切り取って貼ったのは妻。苦しみを内に秘めるタイプの妻も、人知れず苦しいときにこの詩に勇気と希望をもらったのだ。


そして、このカレンダーをもらったのは、負債は抱えていたが、まだサラリーマンで比較的気楽な頃だった1994年。独立し、その後に何度も苦しみの波が襲ってくる、遙か以前の頃だ。


これをプレゼントしてくれた「ある食品会社の経営者」とは、もうおわかりだろう。「やずや」創業者の矢頭宣男・美世子夫妻だ。矢頭さんたちも何度も苦しい目に会い、94年頃は初のオリジナル商品「養生青汁」が大ヒット。1987年に年商6000万円だった売上は、グングン伸びて20億円にまで急成長。脱サラとしては大成功だ。苦しんだ経験があったからだろう、脱サラで苦しんでいた山本よしきさんの詩集をカレンダーにして、お客や友人知人に配った。苦しいときは、この詩を読んで頑張ってねと。


今回の佐賀北高校が甲子園で優勝したのは、勿論、選手と監督の努力と、その家族と周囲の応援・支援のたまもの。その陰に「山本よしき」さんの詩集があり、さらにそのウラには「やずや」創業者の支援があった。苦しいときにこそ本当の力が付き、苦しんだ経験があるからこそ、他人へも優しくなれる。その真の優しさは、周囲に喜びと感謝と希望の光を放つ。


矢頭夫妻も苦しいとき、何度も周囲の優しさに助けられたのだ。


因果は巡る。情けは人のためならず。


苦しみのある人生は素晴らしい!ピンチはチャンスだありがとう!


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Posted by ベンチャー大学の栢野/かやの at 09:27│Comments(0)
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